全国の河村さん、集まれ!
ここ山北から全国に派生した河村氏の累代を供養するおまつりで、毎年9月中旬の日曜日に開催されます(2019年で29回目の開催)

河村氏の菩提寺、般若院で長年営まれていた累代の一族郎党の供養祭を地域にも広めようと、地元の河村城址保存会が、山北町役場や山北町観光協会と協力して、河村城まつりを始められたそうです。
<河村城>
Wikipediaより
河村城は、平安時代末期に藤原秀郷の流れをくむ河村秀高によって築かれたとされる。
建武の新政・南北朝時代に入ると、河村氏は新田氏に協力し、足利尊氏と対峙したといわれ、1352年から2年間、河村秀国・河村秀経らは、この城に立てこもり、足利尊氏軍の攻撃をしのいだとされる。しかし、南原の戦いで敗れ落城し、河村一族の多くは討死したとされる。
戦国時代に入ると後北条氏の支配を受けるようになった。1570年(元亀元年) – 1573年(天正元年)には、武田信玄の侵攻の際に補強され、その後、周辺の諸城とともに後北条氏と武田氏の間で争奪合戦があったとされる。
1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原征伐で、この城は落城し、廃城となった。
全国に住む河村氏の末裔が参加するという大変ユニークなイベントで、2019年も自民党衆議院議員の河村建夫元官房長官や、名古屋市長の河村たかし氏も参加されました。
一族を代表してあいさつした河村元官房長官は「いずれは全国の河村氏が集まる河村氏サミットなども開催できるよう今後も山北町を応援していきたい」と話されてました。

2019年のイベント内容
10:00 式典・法要
11:00 室生神社の流鏑馬 デモンストレーション
11:30 山北中学校吹奏楽部による演奏 & のろし上げ
12:00 川村囃子山北保存会による演奏
こちらのイベントの一押しは、至近距離で見られる流鏑馬です。
毎年11月3日に、室生神社例大祭で披露される流鏑馬行事を、デモンストレーションという形で一足早く見ることができます。

このデモンストレーションは、2018年の河村城まつりから実施されるようになりました。
室生神社の流鏑馬は、一般的な流鏑馬と違い、露払いの先導と射手の2頭立てで騎射が行われることが特徴です。 2頭立ての迫力は他所では見られないと思います。

また、甲冑姿の兵士が点火する「のろし上げ」は、当時を再現して、近隣の2か所の会場と連携して行われます。
①鐘ヶ塚砦跡(都夫良野地蔵堂前) ⇒ ②河村城跡 ⇒ ③岩原城跡付近(南足柄市)
来場者には、豚汁の無料サービスがあって、小腹も満たされます。
電車の場合
①御殿場線 山北駅より、徒歩約30分
※現地の駐車場は、あまり広くないのですが、今年(2019年)は、ほぼ駐車できていた様でした。一番確実なのは、山北駅周辺の駐車場に停めて、徒歩で来場する方法ですが、山北駅から約30分掛かるので、要注意です。