箱根強羅夏祭り大文字焼

箱根強羅夏祭り大文字焼と花火
 

点火のタイミングは幻想的

毎年8月16日の夜、明星ヶ岳の山頂付近に「大」の文字が現れます。

箱根強羅夏祭り大文字焼 点火中
箱根強羅夏祭り大文字焼 点火中

箱根強羅夏祭り大文字焼は、芦ノ湖の湖水祭箱根大名行列と並ぶ、箱根三大祭の一つです。

うら盆の送り火として、さらには観光や避暑客の慰安のために、大正10年から始まったイベントで、2021年に100周年を迎えます。

日本古来の風習では、盆入りの8月13日の夕方に、戻ってくる先祖の霊が迷わないように、目印として火を焚くのが「迎え火」で、8月16日の夕方に、お盆の期間に一緒に過ごした先祖の霊を送り出すのが「送り火」とされています。

箱根強羅夏祭り大文字焼と花火
箱根強羅夏祭り大文字焼と花火

大文字焼というと、京都の「五山の送り火」がとても有名ですが、ここ箱根では、もちろん、明星ヶ岳の大文字焼の方が有名。

イベント会場では、よさこいダンスやバンドのライブ演奏があり、多くの人達が聞き入ってました。

でも、なぜか毎年天気が悪く、今年の2019年もライブの途中から、雨が激しくなり、傘を差しながら、大文字焼と花火を見守りました。

この大文字焼は、代々、宮城野青年会のメンバーが受け継ぎながら、準備から当日の点火・片付けまで、全て行っているそうです。

毎年6月から山に入り、炎天下の山腹で刈取と、乾燥の作業を繰り返して準備を進めていく。

乾燥した長さ3mほどの篠竹を直径30cmほどの束にして250束作り、「大」の字の輪郭に沿って二重にして、約 1.5メートル間隔に立てる。

「大」の字の「一」は、長さが108メートルで、太さは7.5メートルになるそうです。

箱根強羅夏祭り大文字焼 明星ヶ岳山頂付近
箱根強羅夏祭り大文字焼 明星ヶ岳山頂付近

当日も暗闇の急斜面で、雨や灼熱の炎に耐えながら、頑張っていると思うと、ただただ感謝しかありません。

ちなみに、日暮れ前の明るい時間に行くと、「ごうらん」と写真撮影ができます!

箱根強羅夏祭り大文字焼 ごうらん(箱根強羅温泉のゆるきゃら)
箱根強羅夏祭り大文字焼 ごうらん(箱根強羅温泉のゆるきゃら)

箱根強羅温泉のマスコット「ごうらん」は、2013年夏に地元の中学生が描いた195案の中から、投票で人気トップだったキャラクターで、頭は「大文字」が浮き上がる明星ヶ岳がモチーフになっている。アイデアの主は当時、函嶺白百合学園中学校の生徒だった簑島麗奈さん。

タウンニュース 箱根・湯河原・真鶴版  掲載号:2014年5月23日号
こちらへのアクセス

<電車の場合>
小田原駅から、箱根登山鉄道に乗り換え、箱根湯本駅まで20分。
箱根湯本駅から強羅駅までは、通常40分。
イベント会場は、強羅駅から徒歩1分。

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貴船まつり

貴船まつり 小早船(貴宮丸)
 

日本三大船祭り

貴船まつりは、宮城県の「塩竈みなと祭」、広島県の「厳島神社の管絃祭」とともに「日本三大船祭り」の一つです。毎年、7月27~28日に開催されます。

貴船まつり 真鶴港
貴船まつり 真鶴港

国の無形民俗文化財に指定されている貴船まつりは、豊漁、無病息災を祈願する真鶴伝統の海の祭礼。

古来より、貴船まつりは「恩返しのまつり」と言い伝えられており、漁業や海運業、石材業における大漁や安全の祈願とともに、日常の安泰な営みへの大いなる加護に深く感謝するお祭りです。

貴船まつり 小早船(東明丸)
貴船まつり 小早船(東明丸)

お祭りの大まかな流れは、
7月27日:水浮(進水式)、貴船神社へのお迎え、鹿島踊り奉納、神輿発輿祭(みこしはつよさい)、海上渡御、禊、仮殿祭、花山車(はなだし)着納

7月28日: 発輿祭、鹿島連・花山車・神輿連、囃子の町内巡行、お送り・海上渡御、貴船神社への還御、津島神社への鹿島踊り奉納

海上渡御では、先頭から、櫂伝馬(東西2隻)⇒ 小早船(東:東明丸、西:貴宮丸)⇒ 神輿船、その両脇を囃子船(東西2隻)の計7隻が航行します。

手漕ぎの櫂伝馬(かいでんま)2隻は、後続の小早船と神輿船を曳航するので、漕ぎ手の方は、相当の力が必要だと思われます。しかも、航行の途中から競漕も行われます。

あいにく、2018年は台風でお祭り自体が中止、2019年も風の影響で、海上渡御が中止となりました。

貴船まつり 小早船と囃子船
貴船まつり 小早船と囃子船

残念ながら海上渡御は、見ることができませんでしたが、今年はド迫力の神輿発輿祭は、見ることができました。

貴船まつり 神輿発輿祭(みこし はつよさい)
貴船まつり 神輿発輿祭(みこし はつよさい)

神輿発輿祭では、貴船神社の108段の急な階段を、大勢の担ぎ手と神輿が下りてくるという非常に見ごたえのあるシーンがあります。

貴船まつり 神輿発輿祭(みこし はつよさい)
貴船まつり 神輿発輿祭(みこし はつよさい)

事前にこの108段の階段を歩いてみましたが、とても神輿を担いで上り下りするなんて、自分には想像できないくらいの傾斜でした。

鹿島踊りは、浴衣姿に3色の色帯、揃いの手甲飾りをして、悪疫退散と大漁・海上安全を祈願する踊りです。

神輿が進む道には、必ずその前に、鹿島踊りや花山車が通り、神輿が通る前に道を清めるという意味があるそうです。

貴船まつり 鹿島踊り(かしまおどり)
貴船まつり 鹿島踊り(かしまおどり)

ここに来るまでは、規模的に大きな神社では無い貴船神社が執り行うお祭りが、なぜ国の無形民俗文化財に指定されているのかが、よく分かっていませんでしたが、実際にこのお祭りを見てみると、多くの真鶴の人達が、江戸時代からこのお祭りを大事に引き継いで来た深い想いが感じられ、納得することができました。

こちらへのアクセス

<電車の場合>
JR東海道線(普通)小田原駅 ⇒ 真鶴駅(13分)、真鶴駅から徒歩15分電車の場合> JR東海道線(普通)小田原駅 ⇒ 真鶴駅(13分)240円、真鶴駅から徒歩15分。もしくは、伊豆箱根バス ケープ真鶴路線の魚市場バス停下車(4分)170円

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