夜のあじさい号

 

夜の箱根の車窓から

こんなに電車の外を向いて景色を眺めたのは、子供時以来だと思ってしまうほど、大の大人が車窓に噛り付きます。

夜のあじさい号 箱根湯本駅の臨時ホーム
夜のあじさい号 箱根湯本駅の臨時ホーム

箱根登山鉄道では、あじさいの見頃に合わせて、全席予約指定制「夜のあじさい号」を臨時運転(箱根湯本駅~強羅駅間、片道約50分)しています。
(2019年の運転期間は、6月15日(土)~7月2日(火))

期間中、1日1~2往復の特別運行のため、事前に箱根登山鉄道のインターネット予約サイトで、予約しなければ乗車できません。
( 2019年の予約期間は、 6月3日(月)~6月29日(土)でしたが、予約開始2週間以内で、ほぼ売り切れてました)

料金は、大人310円・小児160円(片道)
上記の座席料金の他に、運賃(片道:箱根湯本駅~強羅駅 大人 400円・小児200円)が別途必要になります。

都心の鉄道会社では考えられないと思いますが、夜のあじさい号では、徐行や停車を繰り返しながらゆっくり進んでいくので、車窓から線路脇の幻想的なあじさいを思う存分、撮影できます。

夜のあじさい号 大平台駅付近
夜のあじさい号 大平台駅付近

ちょうど乗車した車両(クモハ1000型)は、窓が半分開けられる構造だったので、終始、窓を開けて、カメラを構えてました。

沿線6箇所(①箱根湯本駅付近、②大平台駅付近、③旧温泉幼稚園付近(宮 ノ下駅~小涌谷駅間)、④小涌谷駅付近、⑤車川(小涌谷駅~ 彫刻の森駅間)、⑥彫刻の森美術館付近 )にライトアップポイントがあり、そこでは、車内の全ての照明が消され、この特別電車ならではの演出があります。

2019年の沿線のライトアップ 期 間は、6月14日(金)~7月7日(日)の18時30分~22時00分となっており、ライトアップは通常の定期列車からも見ることができます。

夜の走行している車窓からの撮影は、画像がブレてしまったり、暗かったりで、なかなか難しいのですが、 ライトアップ箇所では、ちょっとの間、停車してくれるので、しっかり撮影できます。

沿線内のあじさいビューポイントは、数多くありますが、咲いている場所の位置関係から、車両の右側席と左側席で、7:3くらいの割合で、見易い側が存在します。

座席は事前に指定できないのですが、箱根湯本駅⇒強羅駅の場合は、箱根湯本駅出発時、進行方向最後尾車両の右側、強羅駅⇒箱根湯本駅の場合は、強羅駅出発時、進行方向先頭車両の右側 の座席に座れると、あじさいの見所を多く堪能できます。

夜のあじさい号 塔ノ沢駅ホーム
夜のあじさい号 塔ノ沢駅ホーム

宮ノ下駅(強羅行)もしくは、塔ノ沢駅(箱根湯本行) では、約10分間の停車でホームに降りられるので、絶好の撮影タイムです。

車掌さんや駅員さんが、快くカメラのシャッターを押してくれるので、あじさいの前で、あじさい電車のプラカードと駅員さんの帽子を被って、記念写真を撮っている方も多かったです。

他では聞けないユーモア溢れる車掌さんの車内アナウンスが、楽しさを倍増させてくれます。

夜のあじさい号 塔ノ沢駅ホーム
夜のあじさい号 塔ノ沢駅ホーム

スタッフの方々のおもてなしの心が、とても伝わってきて、心が和みました。
電車に乗ることに楽しさを感じたのは、久しぶりでした。

ちょっとしたグッズのお土産もあって、大満足!また来年も是非、乗車したいです!

こちらへのアクセス

<電車の場合>
小田原駅から、箱根登山鉄道に乗り換え、箱根湯本駅まで20分。
箱根湯本駅から強羅駅までは、通常40分。

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