【身近にあった天下の秀峰】
金時山(きんときやま 又は、きんときさん)は、箱根山の北西部に位置する標高1,212mの山です。日本三百名山のひとつ。

箱根外輪山の最高峰。
山頂付近の傾斜が非常に急で、遠くから見ると、顔から急に突き出たイノシシの鼻のように見えるため、かつては猪鼻嶽(いのはなだけ)や猪鼻ヶ嶽(いのはながたけ)と呼ばれていました。
展望がよく、初心者でも手軽に登れることから箱根の山では最も登山者が多く、いろいろな登山ルートが整備されています。

足柄峠ルート・・・登り160分
地蔵堂(60分)→ 足柄万葉公園(10分)→ 足柄峠(90分)→ 金時山
東側の登山ルートの中で、最も気軽に来ることができるルート。
足柄峠から、さらに脇道に入り、砂利道を進むと、車止めゲートのある金時山登山口駐車場(車20台は停められるスペースあり)に出ます。
駐車場から猪鼻砦跡までは、比較的平坦な道で歩き易く、金時山の山頂まで、1時間ほどで登れるため、 結構、利用される方が多いです。

地蔵堂ルート・・・登り145分
地蔵堂(15分)→ 夕日の滝(130分)→ 金時山
金太郎が産湯をつかったと伝えられる夕日の滝や金太郎の遊び石など、足柄山の金太郎伝説を訪ねながら、金時山を目指すコースです。沢沿いを歩く道で、金太郎ハイキングコースの名で親しまれています。
乙女峠ルート・・・登り105分
乙女口(40分)→ 乙女峠(20分)→ 長尾山(45分)→ 金時山
乙女峠から金時山山頂までは、外輪山の尾根道となり、なだらかな山頂の長尾山を経て、金時山へ向かいます。

仙石原ルート・・・登り110分
金時登山口(40分)→ 矢倉沢峠(30分)→ 公家神社分岐(40分)→ 金時山
よく整備されていて歩きやすい道が続く人気のコース。展望の良い尾根歩きが楽しめます。

金時神社ルート・・・登り110分
金時神社入口(70分)→ 公家神社分岐(40分)→ 金時山
金時神社に無料駐車場があり、アクセスし易いです。金太郎が夜露をしのいだという「金時宿り石」が見れます。

しかし、写真で分かるように山頂付近は傾斜が急なため、難易度は低いものの、どのコースも山頂付近にはロープやクサリ場がありますので、くれぐれも油断しない様に。
金時山の山頂には、2軒の茶屋があって、ハイカーのオアシス的な存在になってます。
金時茶屋で注文せずに、外のテーブルに座っていると、癖のある金時娘(おばあちゃん)に怒られますので、気を付けて下さい(^^;)きのこ汁が一押し。
一方、金太郎茶屋では、「まさカリーうどん」が人気です。
こちらの茶屋の方が、親しみやすいと感じているハイカーも多い様です。