石垣山一夜城 歴史公園

 

【豊臣秀吉と繋がる特別な場所】

石垣山は、本来「笠懸山(かさがけやま)」と呼ばれていましたが、天正18年(1590年)豊臣秀吉が小田原北条氏を水陸15万の大群を率いて包囲し、その本陣として総石垣の城を築いたことから「石垣山」と呼ばれるようになりました。

豊臣秀吉が築城の際、山頂の林の中に塀や櫓の骨組みを造り、白紙を張って白壁のように見せかけ、一夜のうちに周囲の樹木を伐採し、それを見た小田原城中の将兵が驚き、士気を失ったということから、「石垣山一夜城」または「太閤一夜城」と呼ばれるようになりました。

しかし実際には、のべ4万人が動員され、天正18年4月から6月まで約80日間かかって築城されました。
現在も残っている数々の石垣を見ていると、当時、人力作業でよく80日間で完成したなと驚きます。

石垣山一夜城は、最高地点の天守台の標高が261.5mあります。
眼下には、足柄平野や相模灘が広がり、遠くには三浦半島や房総半島をも望むことができます。

石垣山一夜城 物見台から相模湾を望む
石垣山一夜城 物見台から相模湾を望む

石垣山一夜城は、小田原城の本丸より227m高く、また小田原城までの距離はわずか3kmと近いので、小田原城やその城下を見渡すことができ、小田原城包囲軍の指揮をとるには最も適した場所だったといえます。

石垣山一夜城 天守台跡から相模湾を望む
石垣山一夜城 天守台跡から相模湾を望む

この石垣山一夜城 歴史公園の入口近くに、あの「一夜城 Yoroizuka Farm」があります。


地産地消を目指したレストランとパティスリー・ブーランジェリー(パン)・直売所を備えたコラボレーションレストランで、有名パティシエの鎧塚俊彦氏(亡くなられた女優の川島なお美さんの旦那さん)のお店です。

石垣山一夜城 歴史公園を見て回った後に、 こちらで絶品のスイーツとコーヒーを頂くのが、おすすめです。
(レストランはいつも混んでいるので、ランチは予約が必須です)

こちらへのアクセス
・電車の場合
JR早川駅から石垣山農道を経て、徒歩約40分
箱根登山鉄道 入生田駅から、徒歩約50分

※石垣山農道は、「早川・片浦ウォーキングトレイル」のコースで、石垣山に参陣した武将たちの生涯を簡単にまとめた説明板も設置され、歴史に触れながら散策することができます。

※それでも、石垣山農道は、かなり急な上り坂なので、脚力に自信のない方は、駅からタクシー(約8分)をおすすめします。


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