箱根旧街道石畳

 

【江戸時代をしのぶ古道】

箱根旧街道は、江戸時代の箱根越えの道で、「箱根八里」で知られる天下の難所でした。(箱根八里とは、小田原箱根口から、芦ノ湖畔までの上り四里、三島までの下り四里をいい、大人の足で、丸一日かかったと言われてます)

この急坂の多い山道は、江戸時代初期、幕府の官道として利用されましたが、雨や雪が降ると、すねまでつかる泥道になったため、当時では近代的な石畳道に整備されました。

現在、畑宿から芦ノ湖まで、往時の石畳が保存整備され、多くの人々が当時のおもかげをしのびながら散策できます。

旧街道の散策で、おすすめなのは、芦ノ湖側から小田原側へ下るルートです。
体力にあまり自信のない方でも、下りが多いこのルートであれば、気持ちよく歩けると思います。

まずは、元箱根港の第一鳥居の横から、旧街道へ入ります。
箱根七福神の布袋尊が祀られている興福院の横を通り、権現坂から石畳を登っていきます。

石畳の道は、所々、端側に石のない部分もあるので、私は端の方が、歩き易く感じました。

 

石畳を散策する際の注意点としては、
石畳は、凸凹していて、滑ったり、足を踏み外したりし易いので、サンダルやクロックスで歩くのは、止めた方が良いです。

 

ハイキングや登山では、すれ違う人に挨拶をするのがマナーですが、この旧街道の石畳でも、すれ違う方々と、気持ちよく挨拶を交わしながら歩くことができました。

海外から観光で来られた人達も、マナーをご存知の様子で、日本語で次々に「こんにちは」と挨拶してくれたので、思わずホッコリしました。
⇒ 挨拶をたくさんして、多くの人達を、気持ちよくしてあげましょう!

箱根旧街道石畳 天ヶ石坂
箱根旧街道石畳 天ヶ石坂

二子山、天ヶ石坂、白水坂、於王坂を経て、約50分位で甘酒茶屋に到着。
ここまで来たら、昔の旅人になりきって、是非、甘酒茶屋で一服して行って下さい。⇒ 詳細はこちら

帰りは、甘酒茶屋の前にあるバス停(道路を渡った側)から、バスで元箱根港へ戻ります。
(バスは、30分間隔で来るので、甘酒を飲みながら時間調整して下さいね)

 

さらに当時の人の気持ちを味わいたい方や、体力に自信のある方は、「天下の嶮」と呼ばれてきたこのルートを、畑宿の一里塚から箱根関所まで、踏破してみて下さい。(私は猿滑坂で気持ちが折れ、バスに乗りました(笑))

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