2019年10月の東日本台風(台風19号)による被害のため、箱根湯本駅~強羅駅間で長
期間不通となっておりましたが、復旧作業が終了し、7月23日(木・祝)の始発より営業運転が再開されました。
箱根地区では、同台風による甚大な被害が生じましたが、箱根湯本駅~強羅駅間の運転再開により、箱根観光周遊ルート(箱根ゴールデンコース)が全面復旧となりました。
※2019年11月15日に、大涌谷周辺の立入規制が解除されました。
約半年ぶりに、大涌谷駅舎外の散策を楽しむことができるようになりました。これにより、大涌谷周辺道路の大渋滞が予想されるため、車の方は、箱根ロープウェイの桃源台駅、姥子駅の駐車場を利用し、ロープウェイでのアクセスをお勧めします。尚、早雲山駅駐車場は台風19号の被害により使用できません。
【まるで噴煙が流れる雲のよう】
箱根火山の中央火口丘である冠ヶ岳の標高800mから1000mの北側斜面。

地熱地帯で活発な噴気地帯でもあり、箱根火山に多数有る噴気地帯の中では最大規模のものです。沸き立つ湯釜、白煙を吹き上げる噴気孔など、火山のダイナミックな活動の様子を観察できます。
大涌谷は、およそ3,000年前の噴火によって神山(標高1,438m)が崩壊してできました。
現在もあちこちから硫化水素を含む噴煙が上がっていて、硫黄のにおいが立ち込めています。そのため、樹木は立ち枯れ、岩石は粘土化して、赤茶けた山肌が、まさに地獄の様です。
2015年(H27年)5月6日、箱根山火山活動の活発化により、噴火警戒レベル2に引き上げられたタイミングで、この大涌谷は、立ち入り禁止になりました。
その後、2016年(H28年)7月に、箱根ロープウェイ全線開通、大涌谷園地開放されるまでの約1年3か月間、観光施設に関係する方々は、とても辛い思いをされてきたと思います。

今、こうしてまた観光できることに感謝しながら、また、観光施設で働いている方々の過去のご苦労を想像しながら、この場所にいます。
そんな訳で、いろいろなことに感謝しつつ、
名物の黒たまご(5個入り500円)を食べてみましょう!
1個食べれば「寿命が7年延びる」と言われていて、とても縁起が良く、しかも、普通のゆで卵より、うまみ成分が20%高いというお墨付きです。

こちらへのアクセスは、
自動車の場合、国道1号線 箱根湯本 ⇒ 宮ノ下 ⇒ 小涌園 ⇒ 県道734号線 大涌谷
※箱根湯本から宮ノ下は、いつも渋滞するので、
ドライブが好きで、有料道路がO.K.な方は、国道1号線 小田原 ⇒ 箱根新道 芦ノ湖大観IC ⇒ 箱根峠 ⇒ 芦ノ湖スカイライン(普通車:720円) ⇒ 湖尻 ⇒ 姥子温泉 ⇒ 県道734号線 大涌谷(駐車場料金:普通車520円)がおすすめ。
※土・日・月曜日、ゴールデンウィーク、夏休み、紅葉シーズンなどは、駐車場待ちの車両で道路がとても混雑します。
ピーク時は、1時間以上の渋滞も覚悟しておいて下さい!
箱根フリーパス(小田急系)利用の方
小田原駅 ⇒ 箱根湯本駅 ⇒ 強羅駅 ⇒ 早雲山 ⇒ 箱根ロープウェイ 大涌谷駅、もしくは、桃源台 ⇒ 箱根ロープウェイ 大涌谷駅 ※小田原駅から約60分
箱根旅助け(西武系)利用の方
小田原駅 ⇒ 箱根湯本駅 ⇒ 大涌谷(伊豆箱根バス:大涌谷経由箱根園または湖尻行き)
乗り場:小田原駅東口 のりば⑤J系統、箱根湯本駅 のりば①J系統
※小田原駅から約50分(一般料金は1,100円)、箱根湯本から約35分(一般料金は860円)
