【天狗伝説と無数のパワースポット】
応永元年(1394年)、了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんじ)によって、開山された曹洞宗の寺。(地元では「道了さん」と敬意を込めて呼ばれてます)
了庵慧明禅師の弟子で、神通力を持っていたとされる妙覚道了(相模坊道了尊者、妙覚道了尊者、道了大権現、妙覚道了大薩埵とも呼ばれる)は、了庵慧明禅師とともに、開創に尽くしました。了庵慧明禅師がこの世を去ると、妙覚道了は、寺を永久に守るため天狗の姿に化身して、山中深くに飛び去ったとされていて、以来、寺の守護神として祀られています。
大雄山最乗寺のパワースポット
①本堂(護国殿)
・昭和を代表する建築家である伊藤忠太氏の設計。
②金剛水堂
・開創時、妙覚道了が自ら井戸を掘った時から、600年以上も枯れることなく金剛水が湧出しており、万人の諸病を癒すという霊泉。
③清心の滝(清滝)
・浄化のパワーがあると言われていわれています。

④結界門
・御供橋を渡り結界門をくぐれば、心身清浄になると言われています。
そこから先は、道了尊の聖域になり、実際に空気が変わった気がしました。
⑤御真殿(妙覚宝殿)
・大雄山最乗寺最大のパワースポット
⑥和合下駄
・脇には沢山の鉄の下駄が奉納され最大の下駄は約3トンあり、くぐると夫婦円満の御利益があると言われています。
⑦奥の院
・十一面観世音菩薩が祀られています(妙覚道了はその化身とされている)
奥の院へ続く階段を上がっている時、一斉に風に揺れる松の木々の音に、天狗の存在を感じました。(もしかしたら、トトロの猫バスかも?)
⑧三面殿
・三面大黒尊天が祀られている。堂内右隅に小槌があり、さわれば金運の御利益があるとされています。
⑨三面殿前の狛犬
・子犬をお腹に入れた珍しい狛犬。触れると子宝に恵まれ、また、病が治ると言われています。

⑩三本杉
・三面殿外に出ると脇に樹齢600年以上の杉の巨木が3本あり、その真ん中に立つと、パワーが得られると言われています。

⑪和合の杉
・他では見られない数の和合の杉(2本の杉が根元近くで接合し、一体化)があり、その御神木に触ると、夫婦和合、家庭円満のご利益があると言われています。

⑫慧春尼堂
・了庵慧明禅師の妹である慧春尼が祀られているお堂で、女人救済の悲願があったとのことから、女性の願いを叶えてくれると言われています。

⑬座禅石
・了庵慧明禅師が坐禅したと言われている石で、直観力アップのご利益があると言われています。

⑭一擲石
・5百人力の力を発揮して運んだという巨石

⑮袈裟掛けの松
・大雄山最乗寺建立の基になった伝説を残す貴重な松の木。二十二丁目の道下に、松の根元がまつられています。

パワースポットの多さでは、箱根神社を超えていると思います。
こちらは、箱根神社ほど人で賑わっていないので(ある意味、穴場的)大勢の人の念が渦巻いて「場」が乱れる様なことは無いと思います。
こちらへのアクセスですが、
車の場合、東名高速道路の大井松田インターで下りて、県道78号線で大雄山駅前を通過し、さらに県道723号線で山を登っていきます。とにかく行けるところまで登っていくと「香積台」の建物近くの無料駐車場(250台)に入れます。(しかも、拝観料も無料)
紅葉の時期と、初詣の時期以外は、基本的に渋滞しません。
電車の場合、小田原駅 ⇒ 大雄山駅(大雄山線)21分×270円、大雄山駅を出て右側のバスロータリーへ①番ポールへ移動(徒歩)、大雄山駅 ⇒「道了尊」バス停(伊豆箱根バス)約10分×270円
大雄山最乗寺に興味を持たれた方は、とても綺麗なWebsiteのあるこちらへ